2016年の活動
埋蔵文化財センターでは、守山市内の発掘調査での成果の調査・研究・出土品などの収蔵・保管のほかに、その成果を展示・公開しています。
ここでは、成果の展示・公開、啓蒙活動などの活動を紹介します。
ここでは、成果の展示・公開、啓蒙活動などの活動を紹介します。
成果の展示
常設展示
遺跡をより身近に感じて頂けるよう、出土遺物を解説を加え常設展示してあります。展示内容は随時入れ替えられています。
2016年秋の特別展
1 開催テーマ | 『発掘調査から見た原始の守山』 |
2 開催趣旨 | 市民から寄贈を受けた有形民俗資料を使って、明治から大正・昭和の守山という地域の暮らしぶりや、弥生時代に遡る稲作農耕を基盤とした生業を考えます。 |
3 開催期間 | 平成28年10月15日〜12月15日 |
4 関連事業 | 講演会 (1) 11月23日 (2)演題 「須恵器を携えてきた渡来人」 (3)講師 植野浩三氏(奈良大学文学部准教授) |
5 展示内容 | 発掘調査で成果をおさめた遺跡出土品 約100点 |
石棒と飾り櫛 |
方形周溝墓の木棺 |
手焙り型土器 |
服部遺跡関連の展示品 |
2016年春の特別展
1 開催テーマ | 『有形民俗資料で見る-明治から昭和の暮らしと生業-』 |
2 開催趣旨 | 地道な発掘調査で分かった成果の積み重ねで歴史が見えてきます。この特別展では、発掘調査によってわかった縄文時代から古墳時代までの原始の守山市が紹介されます。 |
3 開催期間 | 平成28年5月3日〜6月8日 |
5 展示内容 | 明治から昭和に使われていた農耕用具、漁撈用具、紡織用具、衣食住に関わる民俗資料約150 点と発掘調査出土の考古資料約12 点 |
講演会・シンポジューム
シンポジューム
1 開催テーマ | 『近江の弥生時代を考える ムラ・墓・マツリ』 |
2 開催趣旨 | 多くの皆さんに近江の弥生文化を知っていただくことを目的に、「琵琶湖の原風景を考えるシンポジューム」を滋賀県ミュージアム活性化推進委員会が主催するものです。 |
3 開催期間 | 平成28年2月21日 |
4 事例報告 シンポジューム |
(1)大中の湖南遺跡(近江八幡市)
:大道和人(滋賀県安土城考古博物館) (2)服部遺跡(守山市) :岩崎茂(守山市立埋蔵文化財センター) (3)大岩山遺跡(野洲市) :徳網克己(野洲市歴史民俗博物館) 進行 大橋信弥(成安造形大学) |
5 主催 | 滋賀県ミュージアム活性化推進委員会 |
6 共催 |
守山市立埋蔵文化財センター 野洲市歴史民俗博物館 滋賀県立安土城考古博物館 |
文化財講演会
1 開催テーマ | 『今川彦五郎氏真と近江』 |
2 開催趣旨 | 守山市立埋蔵文化財センター調査員の今村翔吾さんが執筆した歴史小説「蹴れ、彦五郎」が、第19回伊豆文学賞の最優秀賞を受賞しました。
これを記念して、受賞した今村さんによる文化財講演会を開催することになりました。 |
3 開催期間 | 平成28年3月19日 |
4 講師 場所 |
今村翔吾(埋蔵文化財センター調査員) 埋蔵文化財センター 研修室 |
歴史入門講座(平成28年度講座)
「黎明の近江、守山−発掘調査からの眺望−」というテーマの下、ともすれば見過されるような調査成果の探求から、黎明期の近江、守山を観ていきます。
第1講 6月18日(土) | 『発掘でわかった、近江の原始・古代−交流と交通の考古学−
講師:植田文雄氏(佛教大学歴史学部講師) |
第2講 7月16日(土) | 「つくる、つかう、あ、こわれた。 〜縄文土器や石器からわかること〜」
講師:鈴木康二氏(公益財団人滋賀県文化財保護協会) |
第3講 8月20日(土) | 「土偶のヒミツ」
講師:瀬口眞司氏(公益財団人滋賀県文化財保護協会) |
第4講 9月17日(土) | 「弥生文化のパイオニア−中島遺跡から−」
講師:伊庭 功氏(滋賀県平和祈念館) |
第5講 10月15日(土) | 「アメノヒゴコ伝承と栗太・野洲の遺跡」
講師:佐伯英樹氏(公益財団法人栗東市体育協会) |
第6講 12月17日(土) | 「遺跡出土木製品が語る3世紀の大和と近江、守山」
講師:鈴木裕明氏(奈良県立橿原考古学研究所) |
体験講座・教室
体験講座「勾玉つくり」
小津会館「学級やまびこ小津」の29名が、秋季特別展と「勾玉つくり」体験に訪問されました。勾玉つくりでは、ぎりぎり時間いっぱいまで創意工夫を凝らし、試行錯誤しながら思い思いのペンダントを仕上げていました。
出来上がった勾玉は、ポピュラーな形のものだけではなく、木の葉、しずくをモチーフにした物もあり、思い思いの物ができたようです。(「乙貞208号」より)
夏休み考古学教室
1 開催テーマ | 『古墳時代の鏡をつくってみよう!』 |
2 開催趣旨 | 古墳時代の鏡づくりを体験する夏休み考古学教室の参加者を募集しています。
鏡の鋳型に金属を流し込んでつくった鏡を磨き上げる「鏡づくり」を体験します。 |
3 開催期間 | 平成28年7月30日(金)と8月4日(木) |
4 開催場所 | 埋蔵文化財センター |
体験学習「鮒鮨作り&石包丁づくり」
7月9日、下之郷史跡公園を拠点に活動する下之郷GOキッズが体験学習に訪れました。今回は活動の拠点を離れ、当センターで鮒鮨作りや石包丁づくりなどを体験しました。参加した14名は初めての経験に興味津々でした。(「乙貞206号」より)
埋蔵文化財センター友の会
埋蔵文化財センター友の会は、埋蔵文化をはじめ、歴史を学び、親しみながら郷土の守山を知るグループです。
守山市内の詳しくお伝えする「乙貞」も発行の都度、配布されます。 年に5回程度、友の会メンバーを対象に県内外の遺跡や博物館への見学会が行われます。
年会費は、2000円です(家族は2人目から1000円)。
平成28年度の見学会は;
守山市内の詳しくお伝えする「乙貞」も発行の都度、配布されます。 年に5回程度、友の会メンバーを対象に県内外の遺跡や博物館への見学会が行われます。
年会費は、2000円です(家族は2人目から1000円)。
平成28年度の見学会は;
第1回(5月20日) | 滋賀県立安土城考古博物館 |
第2回(7月10日) | 「古の南山城を巡る」
上人ヶ原遺跡公園(国史跡) 石のカラト古墳(国史跡) 山城郷土資料館、恭仁京跡(国史跡) |
第3回(9月15日) | 国立国際美術館(大阪中の島)
「始皇帝と大兵馬俑展」 吹田市立博物館 |
第4回(1月下旬) | (予定)兵庫県立考古博物館、篠山城 |
第5回(3月中旬) | (予定)京都の仏教文化 |